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WinCVS(Windows版CVS)の操作方法 by tana 1998/10/27


WinCVSを入手する。

http://www.cyclic.com/ から入手。 wincvs103.zipを入れてます。

インストール

wincvs103.zipを解凍して、setup.exeを起動。

インストール後の設定

環境変数で、以下のものを設定する。
  1. CVSROOT=CVSROOTのパス(サーバ名+CVSROOTのパス)
     ex) CVSROOT=\\xxxxserver\jobs\ncs
  2. LOGNAME=ログイン名
     ex) LOGNAME=tana
  3. EDITOR=好きなエディターの指定
     ex) EDITOR=c:\work\tool\vivi\vivi.exe

WinCVSの操作

  1. まず初めに、サーバとの接続の設定を行います。
    2回目の起動からは、前回選択していた接続の背定がデフォルトとなります。
    1. CVSROOTの設定(「CVSADMIN」→「Preference」)
      1. Preferenceダイアログで、CVSROOTの指定をする。
        (環境変数CVSROOTよりも、この設定が優先される。)
      2. +[ローカルマウントディレクトリ版]
        サーバ名+CVSROOTのパス
        ex) CVSROOT=\\xxxxserver\jobs\ncs
      3. +[サーバクライアント版]
        ユーザ名@サーバ名:CVSROOTのパス
        ex) who@xxx.utl.co.jp:/home/utl/tmp
      4. Ausenticationの設定(サーバとの接続方法)
      5. +[ローカルマウントディレクトリ版]
        LocalMountedDirectryを選択。
      6. +[サーバクライアント版]
        "Passwd"file on cvs serverを選択。
      7. Globalタブの設定
        デフォルトでは
        CheckoutReadOnly
        Prune(Remove)EmptyDirectory
        がチェックされているので、必要無ければはずす。
      8. Portsタブは設定する必要無し。
        (Macで使うときのみ必要?)
      9. WinCVSタブの設定
        WinCVSでテキストファイルをダブルクリックしたときに起動するエディターを登録。
        パスワードを保存するディレクトリを指定。
  2. コマンドの発行
    1. CVSの各コマンドは、ほとんどがメニューになっている。
      メニューの体系は、
      1. フォルダー単位での操作
      2. ファイル単位での操作
      3. 選択されている複数ファイルでの操作に大別されていて、
        同じupdateでも、操作対象によってどのメニューのupdateを使うかを変える。
    2. 各コマンドのダイアログで指定する対象モジュール(ファイル)名は、
      サーバに登録してあるモジュール名もしくは、CVSROOTからの相対パスで指定したファイル名で指定する。
      (CVSROOTの設定のときとは違い、フルパスでの指定ではないので注意)
  3. メニューに無いコマンド
    init、exportなどは、メニューにはなく、コマンドラインメニューより、
    CVSのコマンドを直接入力して、実行する。

通常の運用

  1. ローカルの作業ファイルの作成
    cvsAdminメニューのcheckoutで、サーバからファイルをローカルに持ってくる。
    新規にローカルの作業ファイルを作ります。通常、最初の1回のみ。
  2. ローカルファイルの編集
    ローカルファイルで作業を行う。
  3. WinCVSで更新ファイルの確認
    1. Viewメニューの"ChangeBrowserLocation"でWinCVSの表示ディレクトリをローカルの作業ディレクトリに変更。
    2. ローカルで変更したファイルが赤いアイコンで表示される。
      Browserの表示を最新の情報にするには、RefreshViewボタンを押す。
      これはあくまでも、ローカルの情報のRefreshで、サーバの情報は持ってこない
    3. サーバで何か変更がおきていないか、cvsFolderメニューのupdateで確認する。
      updateは、サーバからローカルへの方向の更新しかしないので、
      トップディレクトリを指定しての全体のupdateがいい。
      誰かが追加したファイルの取り忘れがなくなるため。
       ※ updateを実行すると、設定のダイアログが表示されますが、
       このダイアログのupdate settingsタブの
       Create Missing Directoris that exist in the repositry
       をチェックすること。
       これをチェックしておくと、誰か他の人がディレクトリを追加した時に、
       自動でローカルに反映されます。
    4. 同じファイルを誰かがすでに変更していると、confrictのアイコンに変わる。
      この場合は、変更内容がマージされているので、ファイルを開き、
      他の変更した人と協議の上、マージ作業を行う。
       ※ 別の行を変更した場合は、自動的にマージされる。
       同一行を変更した場合は、
        <<<<<<<<<<
        aaaaa
        ==========
        bbbbbb
        >>>>>>>>>>
       のようにマージされるので、手動で編集する。
  4. サーバに上げる
    1. ローカルでの変更がサーバに反映されていないファイルが赤いアイコンで残るので、そのファイルを指定してcvsFilesメニュー、
      もしくはselectionメニューのcommitでサーバに反映する。
      (事故を減らすため、updateとは異なり、commitはファイル単位で指定して行うのが望ましい。)
    2. ローカルで行った変更を取り消したいとか、間違って、
      もしくは自動で更新してしまってWinCVS上で変更有りと赤いアイコンで表示されているのを取り消したい場合は、
      cvsFileメニューのcancelChangesで、フィル単位でサーバの最新を強制的にローカルに上書きする。
      (実際の動きは、ローカルのファイルをremove後、updateでサーバから持ってくるという処理。)

コマンドラインのCVSとの違い

  1. 基本的にすべて同じ。
  2. GUIが好きか、CUIが好きかの好みの違いで選択。

開発Tips

 

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